
歌人(短歌)の沢木理桜さんと、2005年4月16日、
古民家レストラン「きび」にて「花宵歌集」という、短歌×ピアノのライヴで
共演(短歌朗読・コメント)しました。
理桜さんの作り出す歌世界は、みずみずしい春夏の雰囲気満載!
恋する女性のやさしさ、やわらかさ、素直さ、ひたむきさがいっぱい溢れた
光に満ちた、たった31文字で綴られる世界でした。
理桜さんのお名前にも含まれる「桜」「春」をテーマに春の宵をしっとりと楽しみました。
私の既存曲8曲に合わせて作っていただいた短歌10首。
(「Bright」という曲には3首の作品を作っていただきました)
そして理桜さんの既存の短歌2首に合わせて私が曲を2曲書き下ろしました。
(下記*マークのもの)
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(以下、短歌:沢木理桜 タイトル及び音楽:日吉真澄)
さくらさく![]()
さくらさく春の息吹を吸い込みてこの胸の中(うち)恋桜咲く
舞散花![]()
桜降る、降る降る夕べ君思い流るる雨は薄紅のごと
白い時の中へ![]()
ハナミズキゆらりほどける春の夜に辿るくちびる白く匂えり
Bright![]()
・線路脇しだれ桜の下歩く揺らめく光追いかけながら
・煌めける銀の翼を分かちあい春の波間をカモメは飛べり
・柔らかな光の粒を宿らせし桜咲きおり春のいのちと
雨の道
しばらくは黙っていようね春の雨君と私に同じだけ降る
シロツメ草の少女 *
夕暮れにシロツメ草の冠を編める指先時も紡ぎて
永遠の瞬間![]()
肩越しに満月の宵見上げれば永遠さえも掌(てのひら)にあり
愛をみつけた時
どこまでも一緒に行こうと決めたのは桜映せし幻想前夜
青空に消えた恋 *
青空に映し出されしこの恋はヒトリゴトのように消えゆけり
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短歌というのは文学にしてすごく音楽だなぁと感じました。
31文字の世界の中に込められているものは、
まさにポップスの歌ものの世界と変わらないひとつのシーン。
音楽の歌であれば、1番2番・・と言葉がいっぱい使えますが、
短歌では31文字という少ない文字の中に、
無駄をそぎ落とし凝縮した言葉で世界を作らなければいけません
「五七五七七」というリズムに言葉をはめるパズル的作業も
歌ものの作詞と同じですね。
私は言葉のない音楽を作っていて、唯一言葉にイメージを託せるのが
タイトルの一行だけですが、
短歌はそこまでではないものの、使える言葉が少ないことで
必要な言葉を厳選してかつ美しく「これ!」というフレーズを決めるのは、
タイトルを作る作業とちょっと共通したものも思ったりしました。
桜の季節が来ると、あの「花宵」を思い出します。
素敵な嬉しい出会いでした。
*このサイトへの作品、写真の掲載許可いただいておりますが、
転載はご遠慮くださいますようよろしくお願いします。
*LIVE DATE*
「花宵歌集」
2005.4.16(Sat)
東京:町田市相原町 古民家レストラン きび
短歌/沢木理桜 ピアノ/日吉真澄
沢木理桜さん公式ブログ http://lovingberry.dreamlog.jp/
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